代表的なアジアアロワナの種類
野生のアジアアロワナはマレーシアやシンガポール・インドネシア等に生息している淡水魚です。
世界各地に生息するアロワナは、生息地により色や大きさや形などに違いがあり、特にアジアアロワナは類まれな美しさから、観賞用として大変人気の高い大型魚です。
もともと生息数も少なかったことに加え、一時は乱獲等により急激に個体数が減少したことから、ワシントン条約（サイテス）で保護されている希少動物です。
現在は、きちんと許可をもらった養殖場のみ海外への輸出が許されており、観賞魚として人気を集めています。
こちらでは弊店で主に扱っている代表的な金龍・紅龍に加えて、青龍・黄龍についてもご紹介します。
金龍(きんりゅう)
金龍は、名前のとおり体色が金色のアジアアロワナです。
過背金龍(かせきんりゅう)
野生の過背金龍はマレーシア西部の一部の水域等に生息し、鱗のふちが背中まで金色になる魚を過背金龍といいます。
英語名では｢Cross back golden(クロスバックゴールデン)｣と呼ばれる事もあります。
また、鱗の内側が青くなる個体を｢藍底過背金龍(あいていかせきんりゅう)｣、金色になる固体を｢金底過背金龍(きんていかせきんりゅう)｣と呼びます。
高背金龍(たかせきんりゅう)
成長にともなって、尾の方から数えて５段目〜6段目の鱗の一部まで金色に染まる金龍が高背金龍です。
一般的には過背金龍のように背中まで金色に染まる個体は少ないですが、中には過背金龍と見間違えるくらい金色に染まる個体も存在します。
過背金龍と紅尾金龍との混血種、地域変異個体など様々な説がありますが養殖場では高背金龍は高背金龍として繁殖されています。
英語名では「High back golden(ハイバックゴールデン)」と呼ばれる事もあります。
紅尾金龍(べにおきんりゅう)
野生の紅尾金龍はスマトラ島周辺に生息し、成長につれて鱗が尾の方から数えて、４段目くらいまで金色に染まる金龍で、英語名では｢Red tail golden(レッドテールゴールデン)｣と呼ばれています。
比較的安い値段で流通している事が多く、アロワナの入門種として取り扱われがちですが、金龍の中では最も大型化する事が多い個体と言われています。
紅龍(こうりゅう)
紅龍は全身が真っ赤に発色するアジアアロワナで、最大で80cm前後まで成長します。
血紅龍(ケッコウリュウ)
血紅龍は、名前にもあるとおり血の様な赤さで、別名「Super red(スーパーレッド)」と呼ばれ、紅龍の代表的な品種です。
野生ではインドネシアのセンタルン湖北部に生息すると言われています。
一般的には赤色の度合いが強いほど高額になっていきます。
太めで頭部のラインが少し反っている「スプーンヘッド」と呼ばれる個体もいます。
辣椒紅龍(らっしょうこうりゅう)
辣椒紅龍はインドネシアのセンタルン湖南部に生息すると言われていて、最上級の赤い発色が特徴的な、別名「Chili red(チリレッド)」とも呼ばれる紅龍です。
太めでスプーンヘッドの体格のものが多く、鱗の発色は広範囲におよびます。
ワシントン条約で輸入禁止の品種に指定されていましたが、近年では養殖の個体が数量限定で輸入する事が可能となっています。
黄龍(バンジャールレッド)
金龍や紅龍のように、赤や金などの目立つ色にならず、成長すると後方の三鰭（背びれ、尻びれ、尾びれ）が黄色やオレンジ色に発色するアジアアロワナです。
紅龍とインドネシアのカリマンタン島のバンジャール地方などに生息するバンジャールアロワナを交配させた固体を親魚にしたものと言われていますが、もともとの発祥について詳しい事は分かっていません。
青龍(グリーンアロワナ)
アジアアロワナの中では比較的に安く購入できる場合が多く、アロワナの入門種としても扱われます。
青龍は、黄龍と同じく赤や金などの鮮やかな体色になりませんが、体色は銀色で内側からピンクと青緑の模様が入るのが青龍です。
特徴としては大きな色の変化は無いものの、鱗の内側に馬の蹄のような「馬蹄斑(ばていはん)」という模様が現れる事が多く、体高が低いのでやや細い印象をうけるアジアアロワナです。
当店は、紅龍（スーパーレッド）や過背金龍、高背金龍などのアジアアロワナを通販で取り扱っているアロワナ専門店です。
極美個体や珍しい個体なども豊富に取り揃えておりますので、お客様の好みにあった選び方が可能です。
また、アクリル水槽、照明、ろ過水槽セット、餌などの飼育用品も販売しております。
アロワナの事でしたらぜひ当店にお任せください。
